ブラック企業正社員が奨学金を返せず自己破産した話

当時23歳。航空業界某下請ハンドリング会社事務職。正社員でも奨学金返済ができず自己破産した経緯を語ります。

2020-02-23から1日間の記事一覧

正社員就職

派遣社員として就労したのは某大企業の営業事務だった。一応前職は貿易事務というカテゴリーに入るのかもしれないが、事務らしい事務は何もしていなかっためまっさらな未経験者として営業部に配属された。もちろん一般職は責任のある仕事、クリエイティブな…

社会人としての自分の育て直し

ブラック企業では細分化された作業しか与えられていなかったため、私には社会人としてのスキルが何も揃っていなかった。そのため、就労開始より先にビジネスマナー及びパソコンスキルを学ぶためにしばらく派遣会社の本社に通った。 派遣社員であった時期はあ…

止まらない自己嫌悪

ブラック企業からの「退職なんかさせない」「早く出勤しろ」という電話連絡がやむのと免責許可決定はほぼ同時だった。私は実家に戻り、派遣会社に登録し、とりあえず正社員就職を目指すまでという条件で派遣社員としての業務を始めた。 両親は、自己破産につ…

免責審問、そして免責許可へ

弁護士と委任契約を結ぶと、その翌日から督促の電話も手紙もなくなった。弁護士を立ててまで返済を拒否するなんて逆上させてしまうのではないかと思ったが、債権回収会社にとっては破産手続に入ることを告げられたら「そういうもの」と納得するしかないらし…